子宮頚がんワクチン


子宮頚がんワクチン概略

2009年10月、日本で初めて子宮頸がん予防ワクチンの製造が承認されました。2009年末より発売される予定で、ワクチンの接種と子宮がん検診を定期的に受診することで、よりよい予防が可能になると考えられます。他のがんと違い、子宮頸がんはその原因が解明されているがんで、それゆえに予防が可能な病気です(80%以上効果があると言われている)。子宮頸がんの原因は、ほぼ100%(?)がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。多くの場合、性交渉によって感染すると考えられていて、発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルスです。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。原因について詳しい情報を理解しておくのも、予防のひとつの方法です。


子宮頚がんとは

子宮頸がん(しきゅうけいがん)はその他のがんと異なり、原因が解明されています。子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。子宮頸がんの原因である発がん性HPVは、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルス。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。

子宮頚がんの原因ウイルスの発見者が2008年度ノーベル生理医学賞を受賞

HPV(ヒトパピローマウイルス)が発見されたのは1983年のことで、これにより、女性のがんとして世界では2番目に多い子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスの一種が子宮頸部に感染することにより発症することが明らかになりました。この、「子宮頸がんを引き起こすパピローマウイルス」を発見した独がん研究センターのハラルド・ツア・ハウゼン名誉教授には、2008年度ノーベル生理学医学賞が授与されました。この研究成果をもとに予防ワクチンが開発され、現在、世界100カ国以上で使われています。

HPVとは

HPVは皮膚や粘膜に感染するウイルスで、100種類以上のタイプがあります。このうちの約15種類は子宮頸がんの原因となることが多いため、発がん性HPVと呼ばれています。中でも、HPV 16型とHPV 18型と呼ばれる2種類は、子宮頸がんを発症している20〜30代の女性の約70〜80%から見つかっています。
発がん性HPVは、多くは性交渉の時に感染しますが、性器のまわりの皮膚や粘膜との密接な接触などによっても感染することがあるので、コンドームは感染を防ぐ有効な手段ではありますが、完全に防ぐことはできません。

ヒトパピローマウイルス(HPV)にはハイリスク型とローリスク型があり、子宮頸がん(しきゅうけいがん)を引き起こすのは発がん性HPVといわれるハイリスク型のみです。また、ハイリスク型HPVに感染しても90%以上は体内から自然消失するため、子宮頸がんに進展するのはごくわずかです。全世界で毎年3億人の女性が発がん性のハイリスク型HPVに感染すると仮定した場合、そのうちの約0.15%が子宮頸がんを発症すると推定されています。
ただし、子宮頸がんになるまでには、通常、数年〜十数年と長い時間がかかるので、定期的な子宮頸がん検診を受けていれば、がんになる前の状態(前がん病変)を発見し、治療することが可能です。

子宮頚がんの予防ワクチン

ワクチンとは、病気の原因となる細菌やウイルスなどをあらかじめ接種しておき、病気を防ぐ方法です。子宮頸がん(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100カ国以上で使用されています。日本では2009年10月に承認され、2009年12月22日より一般の医療機関で接種子宮頸がん(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100カ国以上で使用されています。日本では2009年10月に承認され、2009年12月22日より一般の医療機関で接種することができるようになりました。感染を防ぐために3回のワクチン接種で、発がん性HPVの感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。しかし、このワクチンは、すでに今感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです

子宮頸がん(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100カ国以上で使用されています。日本では2009年10月に承認され、2009年12月22日より一般の医療機関で接種することができるようになりました。感染を防ぐために3回のワクチン接種で、発がん性HPVの感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。しかし、このワクチンは、すでに今感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです。
子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となりやすいHPV 16型とHPV 18型のウイルスに対する抗体をつくらせるワクチンです。なお、このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはありません

ウイルスとワクチン

ウイルスなどが体に入ってくるとそれを攻撃する物質(抗体)ができますが、抗体を作るまでには少し時間がかかります。また、抗体をつくらせないように上手く隠れることができるウイルスもいます。ワクチンを接種することで、ウイルスなどが体に侵入してきた時にいち早く反撃するために、あらかじめウイルスなどに対する抗体をつくらせておくことができます。つまりこのワクチンはヒトパピローマウイルス16型および18型感染に起因する子宮頚がんおよびその前駆症状の予防である。

ワクチン接種方法

子宮頸がん(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、肩に近い腕の筋肉に注射します。1〜2回の接種では十分な抗体ができないため、半年の間に3回の接種が必要です。しかし、接種期間の途中で妊娠した際には、その後の接種は見合わせることとされています。

接種後にみられることがある症状

ワクチンを接種した後には、注射した部分が痛むことがあります。注射した部分の痛みや腫れは、体内でウイルス感染に対して防御する仕組みが働くために起こります。通常数日間程度で治ります。


HPVとは
 
HPVは、120種類以上確認されています。HPVのなかでも、現時点で約20種類が悪性腫瘍との関連が指摘されています。特に悪性度の高い約15種類が発がん性HPVと呼ばれています。子宮頚がん発現にかかわるタイプとして、HPV−16,18の感染が重要です。20〜30歳代の日本人女性の調査では、HPVが認められた場合の7〜8割は HPV−16かHPV−18です。HPVの初期感染組織は、粘膜表面です。粘膜表面に限局する感染は、免疫反応がおこりにくく、免疫獲得が遅れます。40歳以上の方では、発がん性HPVに対する抗体陽性者の割合が増えてきますが、母性として大切な20〜30歳代では充分な免疫を獲得できません。HPV感染にもかかわらず、免疫獲得に失敗した場合は、同型HPV再感染を繰り返していきます。発がん性HPVの再感染を重ねるたびに、発がんリスクは高くなってしまいます。前述のように、発癌性HPV持続感染は、子宮頚がんのリスクを高めますが、反復する再感染も結果的に持続感染を招来し、リスクを高めてしまいます。HPVワクチンの接種により、防御免疫を誘導することが可能です。ワクチンで誘導された免疫は、HPV感染を阻止してくれます。繰り返される再感染や持続感染を予防することにより、女性を子宮頚がんのリスクから守ることが可能です。サーバリックスは、発がん性HPVの代表であるHPV−16,18に対して免疫を誘導することで、持続感染に対抗できる充分な抗体価を維持できます。将来的なHPV−16,18の持続感染を予防し、子宮頚癌のリスクを低減できます。

副反応・副作用

サーバリックスには、ワクチン効果を高めるためにアジュバントと呼ばれる”免疫増強剤”が添加されています。アジュバントを含むワクチンは、疼痛・発赤・腫脹など注射接種部位の局所反応が強くなる傾向を認めます。サーバリックスは、他のアジュバント含有ワクチンに比べ、局所反応が強い傾向にあります。接種後 2日〜数日間、発赤や腫脹が持続します。局所炎症に随伴する症状(*1)を2割以上の接種者に認めます。この症状は、注射部位の炎症消退と一緒に数日で消失します。
(*1) 疲労感、筋肉痛、頭痛、胃腸症状、関節痛は、注射部位の局所炎症がおこす全身反応の症候です。免疫形成に必要な炎症物質が誘導され、感冒に似た症状が誘発されます。ショック・アナフィラキシーなど重篤な副反応の発生報告は、通常の不活化ワクチンと同じレベルです。

細胞診検査

サーバリックスは、HPV−16,18に対して、極めて有効に免疫を誘導しますが、他のタイプの発がん性HPVに関して有効性は確立されておりません。HPV−16,18以外にも”発癌性HPV”は確認されています。ワクチンでカバーできないHPV侵襲による異型性・前癌状態も認められます。とくに年齢が高くなるに従い、HPV−16,18以外の発がん性HPV感染機会が増加します。サーバリックス接種後であっても、婦人科健診(細胞診)を定期的に受診してください。

注意

実際の臨床試験データとしては2010年7月現在、8.4年までしかデータが存在せず、この期間に関してはHPV16型/18型ともに高い抗体価が維持されることが確認されているらしい。一方、これらのデータから統計モデルを使って推計した研究では少なくとも20年以上にわたり効果が期待されることが推測されている。あくまで推計学上のものだけで治験DATAはない。

木村盛世(厚労省技官)氏の小論文 WiLL 2010.11

今年度予算化(H23年度)
子宮頚がんの原因は複数
米国でも義務化は少数
指摘される製薬会社の関与
見せかけの効果
科学的根拠が存在しない
日本はワクチン後進国
なぜ子宮がんワクチンだけが?



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